ドボルザーク スメタナ スーク シベリウス シューベルト フォーレ ボロディン チャイコフスキー ドホナーニ バーバー
このページでは、有名なカルテットを紹介します。
人気のある曲を書いているのは、やはりドボルザークやチャイコフスキー、
シューベルトにボロディンなどみなさまお馴染みのロマン派の作曲家たちです。
いくつか経験したプレーヤーはこれら楽しい名曲にじゃんじゃん取り組んでください。
かの有名な「新世界」を書いた作曲家。シンフォニーもチェロコンチェルトも有名で あるが、ブラームスとともに室内楽の大家でもある。何といってもこの作曲家はメロディが よい。多くのカルテットプレイヤーはメロディの豊かさ故に彼の作品を好むと言えよう。 一般的に有名な曲の多くは後期の作品である。作品番号が90番をこえるころになって 数々の名曲が世に送りだされている。交響曲第8番「イギリス」、第9番「新世界」にチェロコンチェルト、弦楽四重奏曲「アメリカ」にピア ノ五重奏など躍動感があってさらに燃えるような曲想は後期の円熟期のものである。 それまではどちらかというと、弦楽セレナードのような穏やかな田園的な流れるような室内楽が多い。
カルテットを3つほど紹介し ますが、ブラームスと同じくこの人は気に入らないカルテットをいくつか焼き捨てていま す。
String Quartet No 10 in Es | Op.51 1789 | ||
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5/4 | vn 2 va 1 vc 1 |
String Quartet No.12 in F 「アメリカ」 | Op.96 1893 | ||
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4/4 | vn 2 va 1 vc 1 |
| 1楽章 2楽章 |
「この2拍目のアクセントは決して1拍目より大きいという 意味ではない。・・・チェコ語には言葉の最初の音に強いアクセントがあり ・・・1拍目にアクセントは書いて無いが、 チェコ語の言葉からくる強いアクセントを感じなくてはいけない。 1拍目だけでなく2拍目にもアクセントがあるという意味である。」
よって、やはり1拍目は1拍目として、しっかり弾かなくてはいけないようです。
でも、分かっちゃいるが、どうしても、アウフタクトになって
しまう場合。
1拍目をアップとボーイングが印刷されている楽譜がありますが、
ダウンボウにして練習してみてはいかがでしょうか。
そして、終楽章はギャロップ。
軽いノリで一気にじゃんじゃんいっちゃいましょう。
最初の伴奏は4小節ははっきり弾いてテンポを作ったら、
あとはファーストの旋律を上手く導いてあげましょう。
練習番号7番の後に出てくる2分音符のピアニッシモの連続は、
テンポが停滞しないようにしたいです。
String Quartet No 14 in As | Op.105 1849 | ||
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5/5 | vn 2 va 1 vc 1 |
カルテットのほかには、ピアノトリオの3番、4番「ドウムキー」がいかにもドボル
ザー クといった熱い曲です。僕は3番の方が土臭くて好きかも。
また、ピアノクインテットはぜひとも一度はやりたい逸品(逸曲)。
->
see chapter 5.
また、チョロの人が寝坊して遅れてくるといったときにトリオはいかがでしょう。
1Vn,2Vn,Vaといった構成の素晴らしい曲があります。
チェロがいなくてもこんな楽しく合奏ができるのかと、遅れてきたチェリストはち
ょっと寂しくなっちゃいます。->
see chapter 6.
ここでチェコの国民楽派を代表する二人、スメタナとスークを載せておきます。
String Quartet No.1 in e. 「我が生涯より」 | 1876 | ||
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5/4 | vn 2 va 1 vc 1 | 1楽章 2楽章 3楽章 |
String Quartet No.2 in d | |||
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5/5 | vn 2 va 1 vc 1 |
1番には、
1楽章の冒頭に非常に強烈なインパクトを与えるビオラのソロがある。
合奏自体はそんなに難しくないが、テクニック的に
4楽章の速いパッセージが非常に難しい。
この曲で最も素晴らしいのは3楽章のラルゴである。
テーマは「初恋」の思い出で、甘美なメロディ
が素晴らしい。思わず目を閉じてひたれる。何回でも弾きたくなる・・・
「またチェロはおいしい旋律ばかり!」とみんなに言われてしまうだろう!
終楽章の終わりにバイオリンのつんざくようなキイーという音があるが、
これは作曲者の耳疾の耳鳴りを表している。
String Quartet No.1 in B | Op.11 1896. rev.1915 | ||
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4/4 | vn 2 va 1 vc 1 |
String Quartet No.2 | Op.31 1911 | ||
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4/5 | vn 2 va 1 vc 1 |
String Quartet in D 習作 | |||
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4/4 | vn 2 va 1 vc 1 |
#それにしても、ビオリストというのはいろんな曲を探してくる (この曲もわがカルテットのVaがもってきた!)。 どこかにビオラのおいしい曲はないかと常に探し回って、 ついにはライブラリアンになるという傾向があるらしい。 この曲は明るくてそこそこ楽しめる、そしてほとんど知られてない。 お薦めの掘り出し物です。
String Quartet No.1 in d | Op.7 1905 | ||
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vn 2 va 1 vc 1 |
なお、二番からは12音技法がもちいられ、しかも独唱が入る。
北欧を代表する作曲家シベリウスもカルテットをかいています。
String Quartet 'Voice intimae' in d | 1909 | ||
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5/6 | vn 2 va 1 vc 1 |
String Quartet No.2 in B | |||
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5/5 | vn 2 va 1 vc 1 |
あと1888年の変ホ長調のがいい。 シベリウスにはピアノ3重奏曲ハ長調「ロヴィサ・トリオ」(1885)、 ピアノ五重奏ト短調(1890)なるものもある。いずれもそこそこ魅力ある。本人がバイオリンを弾き、 いずれも姉(ピアノ)弟(チェロ)や友人と楽しむためだったり、勉強のためにそんなノリで 書いたので古典的。
このページを見ていただいた方からのご推薦です!
String Quartet in e | Op.121 1924 | ||
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4/5 | vn 2 va 1 vc 1 |
String Quartet No.13 in a 「ロザムンデ」 | Op.29 1824 | ||
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4/4 | vn 2 va 1 vc 1 |
String Quartet No.14 in d, 「死と乙女」 | Op.posth. 1826 | ||
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5/5 | vn 2 va 1 vc 1 |
| 1楽章 |
以上の2曲は、シューベルトの素晴らしい歌の極みの名曲であるが、やはり難しい、 しかも疲れる。
String Quartet in c | Op.posth. 1820 | ||
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5/4 | vn 2 va 1 vc 1 |
1楽章しかない。
「断章」ともタイトルがつけられているが、
非常にすばらしい作品。2楽章以降途中で放棄された理由については「未完成」
同様不明だが、作曲家の苦悩が感じられるものの充実感のある曲。
String Quartet in D Op.posth.
2/2 1813
あまり演奏されないが、メロディーの美しさがよい。
String Quartet in Es Op.125-1
2/2 1813
非常に楽しめる、と書いてあった。コンパクトであるがシューベルトの天分が十分に出
ている作品。
String Quartet in B Op.169 3/2
1814
広く知られている作品。技術的にも易しい。
String Quartet in g Op.posth.
3/2 1815
終楽章がジプシー風の強い印象 を受ける非常に良い作品。
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さらにシューベルトには管楽器とコントラバスを含むオクテット、あと「ます」
クインテットが有名です。 ->
see Chapter 5
日曜音楽家のボロディンがなんともおいしい曲を書いています。
String Quartet No.2 in D | 1880 | ||
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3/3 | vn 2 va 1 vc 1 | 1楽章 |
有名なアンダンテカンタービレはカルテット1番のアンダンテである。
String Quartet No.1 in D | Op.11 1871 | ||
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4/4 | vn 2 va 1 vc 1 |
String Quartet No.3 in es | Op.30 1876 | ||
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5/5 | vn 2 va 1 vc 1 |
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チャイコフスキーもコテコテのピアノトリオを書いてます。巨匠 ルービンシュタインの
死の追悼でかかれたもので、これは技術的に非常に難しい。弦楽六重奏の「フィレンツェ
の思い出」というのもかっこいいですね。 -> see chapter 5 or 6
String Quartet No.2 in Des | Op.15 1914 | ||
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4/3 | vn 2 va 1 vc 1 |
String Quartet No 3 in a | Op.33 1928? | ||
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4/4 | vn 2 va 1 vc 1 |
String Quartet | Op.11 | ||
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5/4 | vn 2 va 1 vc 1 |