ボーイングが上手くできない、左手が思うような形にならない、といった 問題もフォームが悪いことに起因することがあります。
a) 体の正面に楽器が来ていて、体に収まる感じがあるか。
・体がまっすぐになっているかチェック (左右によじれていないか、腰が痛くなる原因になっちゃう。) ・楽器の向きは、基本的には正面。やや、どちらかというと、 自分から向かってやや右を向くか。左向きは無い。 ・ネックを軽く握り上下に動かせるかチェック。肩にネックが乗っているとNG。
右図:楽器を構えたときの正面からみた写真。 |
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構えたときに楽器を見たらこんな風に見える。 線は自分の鼻先から想定した中心線。その下にエンドピンの先(矢印)がある。 |
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・体に楽器が納まっていると、両膝の内側に楽器の下部横があたるはず。
足でギュゥッと締め付ける必要はないけど(痛いよ)、
左右のぶれを防ぐ意味でしっかり「添えた」ほうが良い。
・両腕で楽器を抱っこしましょう。体の中に収まる感じだといいですね(右図)。 ちょっと腕をまわすのがつらい場合は楽器が遠いからで、手前に持ってくるように、 楽器の角度、エンドピンの長さ、ひざの内側に楽器の横があたっているか などをチェック。
〜 足と楽器がどうしても馴染まないとき 〜
〜 足の開き方が分からないとき 〜
エンドピンを一旦しまって、エンドピン無しで足ではさんで楽器を
固定してみましょう(右図)。
ちょっとつらいかもしれませんが(滑って落とさないように注意!)
「楽器が体の中に収まる」「足の開き方」のイメージがつかめるはず。
・エンドピンが長い:
楽器がひざの上方に浮いていたり、内側に納まらない。
肩に楽器が乗ったり胸に楽器があたらなかったりする。(写真右)
・エンドピンが短かい:
楽器が立ってしまいネックが上がってしまう。猫背気味にもなる。(写真左)
・エンドピンが短くて、さらにピンの先が遠くにある:
楽器がずり下がってしまいます。
肩に楽器が乗ったり、胸のはるか下に楽器がきたりする。手前に引き上げましょう。
・引き寄せるときに、楽器を平行に移動させるイメージのほうがいい。すくうように もってくると楽器が立ちすぎてしまう。(構え方の3.の写真)