チェロと僕の関係

左が僕(12歳)新しい4/4サイズのチェロを
買ってもらった時の写真。右は弟、奥は父。
 チェロを始めたのは10才。
大学ではNHK交響楽団のチェロ奏者三谷広樹氏についていた。 現在はヤマハポピュラーミュージックスクールで講師をしている。 一人で弾いているよりかは室内楽・オーケストラが好き。 ざっと言えばこんな感じの僕は、チェロを始めるまではバイオリンを習っていた。

 でも、バイオリンをやっていた頃は練習もレッスンも嫌いだった。 しかしクラシック自体は好きで、よくビバルディの四季や、パガニーニ、などスコアを穴のあくほど みて聞いて、譜面を写してみたりして遊んでいた。
 レッスンは何度もサボったりして親を困らせていたそんな小学生の4年生のとき、 親が見つけてきた県民オーケストラみたいなところの募集があった。 ぼくは恐る恐る、楽器の習い事はキツイものだと思い込んでいたから、親に引きずられるように そのオーケストラを見学に行った。
 いざ練習を見学してみると意外と楽しそうだった。同じ位の子供も多くて、 お兄さんお姉さん(多分高校生くらいだったのだろう)がやさしくしてくれるものだから、 とりあえず入団することにした。でも、楽器は「バイオリン以外」を頑なに希望。 オーボエかチェロがやりたかった。なんとなくだけど。
 しばらくするうちに、オーケストラに入って音楽の楽しみ方が変わった。 今までは聞いたり楽譜を読みふけるのは好きだったが、弾くことに関しては 興味があまり薄かったのだが、オーケストラで皆と合奏することに触発されて 演奏の楽しみ、練習して上手くなりたいという気持ちがでてきた。友達も多くできて、 そのオケでチェロを教えてくれた先生・トレーナが丁寧によく教えてくれたので、 いつのまにかオーケストラで弾くたのしみとか、チェロのコンチェルトを練習する 意欲とかが沸いてきた。
 なんか、精神論的なことを書いてしまったけど、結局は音楽の楽しみは 合奏することで広がるのだろう。

そうこうするうちに高校生になったが、音楽で食べて行こうなどという気は なかったので音大は受けなかった。県立川越高校で弦楽合奏部を立ち上げたりと、 クラシック好きはますますエスカレートし、大学もオーケストラが有名な 早稲田を希望。そう、まさにオケがやりたかったから早稲田にしたようなもの。 しかも要領良く良い学生にしていたので推薦を獲得。
 入学と同時にワセオケに即入団。入学式に講堂で演奏していたワセオケのところ へその足でいって、入団したい!と言ってしまった。 すぐにレッスンの先生も紹介してもらい、N響の三谷先生についた。 チェロ師匠は残念ながら01年に亡くなられてしまったが、これまで数多くの エチュード、コンチェルト、ソナタといった個人の技術から、 ベートーベンはこうだ、ブラームスはこうだ、などオーケストラスタディについても 室内楽においても多くのことを教えていただけた。
ワセオケでの生活は、、、まあ、そのなかに入らないと理解できない世界でしょう。 オーケストラ楽団員としてのマナーはしっかり叩き込まれ、音楽に対しても学生に してはシビアだったと思う。ワールドツアーもあったし(次ページをご覧ください)、 年6回の本番+卒入学式、各種大学の式典、 依頼演奏などがあり、勉強との両立はキツイ事は確かだった。 僕は要領良く、そして友達にも恵まれ(!?)テストは何とか無事クリアし留年せずに卒業。

 大学院に進み会社へ入りサラリーマンをしている頃は、しばしチェロを練習する時間が 少なくなった。この時期は、NHKバックアップのJMJ「青少年音楽祭」(通称ジュネス) オーケストラに良く出ていた。 夏に年1度、NHKホールで行なわれるもので、教育テレビで放映されるイベント。
 このオーケストラも楽しかった。毎年その都度募集なので新しい友達ができたり、 去年仲良くなった友達との再会があったりなど、一気に音楽仲間が広がったのはこのジュネスのおかげ。 僕個人的な自慢をすれば、オーディションをうけ何度かオーケストラのチェロトップ を勤めたのでソロを弾いて電波に流れる機会もあったし、 ある時は「結婚します!」という宣言までしてしまった。(^.^)


ジュネス青少年音楽祭
(NHK教育:R.シュトラウス「アルプス交響曲」チェロトップの時の放送)

あと、最近の話も、かいつまんで、ちょっとだけ。
 会社勤めから数年後、辞めてバイオリン製作の仕事につく決心をした。 これと同時に、知り合いのつながりからヤマハでのチェロ講師の試験の話がきた。 オーディションを受け、研修を受け、現在の講師の仕事を得ることができた。 いまはイベントやオーケストラエキストラで弾くこともしてる。ブライダルや楽器店での 演奏をやりつつ、楽器も作り、、、しがないチェロ弾き。

エルガーチェロ協奏曲
とあるところで、ソリストの代引きです。


山野楽器でのサロンコンサートにて

ヴィヴァルディ:2つのチェロのための協奏曲
マニアックな演奏会での一曲。自作のカデンツァも。