Mondo Musica (2003.10.3-5) Fiela di Cremona


クレモナで毎年この時期に行われる楽器関係の展示会。バイオリンだけでなくハープシコード やギター、管楽器も若干出展がある。Makerのほか材木、出版があり、別室にて 講演会(Raffinなど)、出展作品の演奏会が行われていた。

 およそ130のブースがあり、日本の弦楽器フェアのイメージからすると 質も含めれば10倍くらいの規模があるように思えた。 木材の専門業者もおおく15店舗くらいで、値段は日本に比べてかなり安く、 質も良い。 自分も実験用に安いバイオリンの材木セットを20Euro、 ビオラ用の質は良くないが(でも日本なら良いほう)1pieceの裏板を75Euroで購入。 ほか、上質の1piece裏板は200Euro,チェロの上質裏板は700Euroくらい。 (D&D International Tonewoodsにて)
 興味深いブースを挙げると、 Raffinのブースでは、Berzin,Sartory,Ouchardなどのスクールを 数本ずつ並べていて、全60本ほどを展示していて同時に観察できた。 写真は弓の鑑定書用なのか写真を撮っているところ。そのブースを 切り盛りしていた坂本さん。

ホワイトのチェロを試奏させるところが数カ所。

イタリアンの展示アピール能力の優れていることも印象的。 プレゼンが大変上手。お洒落。写真はNegri Music, カーヴしたオブジェに 楽器をつるす。Eric Blot, 大事そうに(?)時計やジュエリーのような ショーケースに入れている。

クレモナ、ボローニャとパルマの製作家協会のような集団出展でのコーナーもあり、 セミオールドやコンテンポラリも並べて展示していて、 見るほうとしては都市毎の特徴がまとめて見ることができた。 ボローニャのチェロを一通り弾いた私と、パルマ派のコーナー。


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