夕べは熱が出てしまい寝込んでしまったけど、薬のおかげ
(ホテルの方は親切にも病院におくってくれたのです!)
でなんとか復活! で、さっそく
釧路の市場で朝から「海鮮ドンブリ」で腹ごなしして、家へのお土産
を買った後、44号に乗って東へ。
野郎4人のハイテンションは相変わらずで一時間(
50kmほど)で厚岸につきました。
市街を抜けて厚岸大橋をわたってすぐ左折すると
「太平洋シーサイドライン」。右側に太平洋をみながら緑いっぱいの
きもちのいいドライブラインです。ところどころで車を止めてみて
断崖の海岸をのんびり眺めるのもいいです。「あやめが原」、
「涙岬」などが休憩ポイント。あやめが原は6月から7月上旬
がヒオウギアヤメの群生が見事。 「霧多布(きりたっぷ)湿原」をみるなら、まずは「琵琶瀬展望台」に行ってみましょう。 湿原を一望できます。エコ・ミュージアム。眼下を琵琶瀬川が 蛇行し、大自然が広がります。もちろんごみの投げ捨てなんて とんでもないです。釧路湿原がやたら有名ですが 自然はまだこちらのほうが多く残っているのではないでしょうか。 時間があったら湿原を横切る唯一の「MGロード」を 通って霧多布湿原センターにも寄ってみてはいかがでしょうか。 |
琵琶瀬展望台から海に向かって下っていくと湿原の横を通り、 「霧多布岬」にも行くことにしました。自然保護の先進地、浜中町 の市街をぬけ岬に向かう途中、馬がのんびりと放牧されていてなんとものんびり とした光景が広がります。車を止めてあるいて岬の先端まで行ってみましょう。 ここは静かな岬ですが海も景色も非常に澄んでいます。 |
ところで、キリタップには
鉄道(根室本線)で行くのもいいと思います。
大学院生の頃、釧路から列車で厚岸まできて、厚岸からはバスで
行ったことがあります。お客さんが2,3人しかいないバスは
太平洋シーサイドラインを勢い良くかっ飛ばして浜中町まで
連れてってくれます。岬まではレンタサイクルでもいけますが、
風の強い岬なのでちょっとこぐのにつかれます。
浜中町からは根室本線の浜中駅までバスが出ています。
また、根室本線は原生林と牧草地を駆け抜ける路線で、ときどき野生の鹿
も見ることができました。
終点根室駅が近づく頃では、両側車窓に牧場が広がり
その向こうに青い海が望めるという非常に眺めのいい路線。
根釧台地 〜 大パノラマを満喫する
今回の野郎ドライブでは寄れなかったのですが、学生時代にいった
ことのある、道東の大地の広さを満喫できる展望台を紹介したいと
思います。
さきほどのキリタップあたりの道路からでは厚床(もしくは
浜中)で根室方面と知床方面に分岐します。北西に進むと
「多和平(たわだいら)」、「開陽台」といった根釧台地を望める展望台にいけます。
どちらの展望も素晴らしく、広大な牧場と畑の大パノラマ!
開陽台のキャッチフレーズは「地球が丸く見える」だそうで、
なるほど360度見渡せてそんな気もするような。。。
あと、羊や牛がくさをはみはみしているのを間近で見れたりします。
開陽台に行く途中で中標津をとおりますが、ここには
その昔、「標津線」というのんびりと根釧台地の牧草地をすすむ
ローカル線の駅跡がありました。
そこは今はバスターミナルとなり、
おみやげや、廃止になった標津線の品々が展示されてます。
どことなく駅らしい広場と線路だったと思われる跡があり
廃線好きのぼくにとってはちょっとうれしい(変かな??)
野付半島 〜 神秘的な風景:トドワラ
さて、キリタップにたちよった野郎4人は厚床から
243号-244号と知床方面へ車を飛ばす。右の海の向こうには
北方領土がうっすらと見える。ひたすら海沿いに
はしりっぱなし(このあたりにくると久しく
信号に出会わなくなる)。
「野付半島」は全長28kmもある砂嘴(さし)とよばれるもので
潮流によって砂がはこばれくちばし状になったもの。地図を見ると
その形がはっきりとわかります。
「トドワラ」は海水と潮風によってトドマツ林が立ち枯れたもの
で、
野付半島の先端というか内側に広がっていて、車で行くほかに
尾袋沼(おだいとう)から観光船(2500円くらい、40分)で行けます。
中は遊歩道でまわれて、駐車場から30分くらいの周遊コースがあります。
車で行った場合には途中で「カレワラ」と
いうのもありまして、トドワラと同じような光景が見られます。トドワラが
かなり風化してきているのに対して、こちらはまだそうなる「途中段階」と
いったところでしょうか。
いずれにしても、なんとも神秘的な風景がみられます。
知床半島 〜 道東のハイライト!
道東の、いや北海道の一番おもしろいところといってもいいかもしれません。
手付かずの自然がまるごと残っていて、温泉も豊富、食べ物もうまい、
見所も多い半島。できたら2泊くらいしたい。
★ 今回の野郎ドライブではむろん時間が無くて寄れなかったので、
ここは学生の頃来た時の様子(9月中ごろ)で話を進めたいと思います。
知床大橋
知床YHは、まあ、きれいとは言えませんが、それでも夏場は
沢山の旅行者があつまり、登山や知床半島の先端へ船で行ったりする
ツアーなどが開催されています。 ・・・・・・
朝ご飯を食べた後は、まず知床の車で行ける最先端の知床大橋
とカムイワッカ湯の滝へ
いきました。ここからは、YHで知り合った見た目と行動が意外な(?)
女の子を便乗させて、あわせて4人で行動となりました。
YHを出て先端に向けてカムイワッカへ。
車を止めるにはダートの道に路駐するくらいで
大きな駐車場はありませんでした。しかも、「斜里バス」
という、いかにも広い北海道らしい
なかなか”ダイナミック"な運転をする路線バスも細いダート道に
法定速度すれすれ(以上)で飛ばして入ってくるので、
おいおい、、、という感じでちょっと荒い運転がこわい。
このあたりは一日一往復くらい
しかないのでちょっと車がないと不便かも。
滝を登り下りしたあとは、岩尾別の露天風呂にも行きました。
男はだいたいすっぽんぽん、女の人はだいたい水着。
といったところでしょうか。。。。
○ 知床半島の温泉
知床半島あたりは温泉が豊富で
あたりには多くの立ちより露天風呂があります。
単に掘ってお湯をためてあるだけから、ちゃんとした旅館まで
いろいろです。ダイナミックな海を眺めながらのセセキ温泉(囲い無し)
、相泊温泉(いつか行ってみたい!)、羅臼温泉にある熊の湯、
ホテル「地の果て」
のそばにある岩尾別露天風呂(これも掘ってあるだけ)、
カムイワッカ湯の滝
(ここは入るには硫黄成分がきつ過ぎるため注意、入ると言うか
ここは登って遊ぶところでしょうか)があります。
あと、このあたり野付から知床周辺
は「××別」といってサケが上る川
がたくさんあり、
秋には海からさかのぼってくるサケを見ることができます。
はじめ、沿道で川に人が集まっているから、なんだろう・・・
とおもっていたら、サケが川を上っているのを
見ている人達でした。ぼくらも、じっと見ること一時間。
荒井(ドライバー君)以外はサケがはねて瀬を飛び越えて登っていくのを
見れました ^^;
知床から網走に行く途中に、「北浜」という
小さな駅があります。
原生花園とオホーツク海に挟まれた位置にあるのですが、なかなか
風情のある駅で、いつの頃から始まったのか、駅舎の壁や窓には
訪れた人達が張っていった切符やメッセージや、スピード違反の違反切符(?!)
でいっぱいです。
オホーツク海を右に眺めながら北浜を過ぎるとまもなく網走の市街に入ります。
ほかにも北海道には車窓の素晴らしい路線が数々あったのです。
JRに民営化された後はつぎつぎと廃止され、標津線もその
廃止された赤字ローカル線のひとつでした。
写真はレストハウスの中の標津線コーナー。大学の研究室の
同期と来た時の写真。
尾岱沼の街をすぎちょっといくと海に向かって右斜め後ろへ
分岐する道が現れてきます。
看板がある入り口からしばらく車をとばして
行くとすぐ両側に海になっていて不思議な光景がつづきます。
知床半島の中心(といってもさほど大きな街ではない)ウトロに入るには
厚岸側と網走側から入ることができます。厚岸側と網走側のあいだには
知床半島から続く山地があり峠を越えなければなりません。
伊茶二で右方向335号に入りますと、
昆布と温泉で
有名な羅臼経由で「知床峠」を越えて入っていきます。
研究室の同期(男2人と(女)1人、※かっこでごめんJ子さん)で
羅臼に着いたときはもう日が暮だして峠は霧が出ていました。
この知床峠、標高は700mちょっとですがなかなか
大変な峠で海抜0mから700メートルのUpDownなので
以外と時間がかかってしまいました。予想以上に時間が
かかってしまい、今夜の宿泊予定地の峠をこえたウトロ側の
知床YHについた頃はもう晩御飯がほぼ終わりかけてました(T_T)
翌日、ぼくらは早朝の知床五湖を
見に行くツアーに参加しました。原生林に囲まれる涌き水によりでき
またしみ込んで海に流れると言われる神秘的な雰囲気の5つの湖。
あいにくの雨模様でしたが、眠い目をこすりこすり、
薄暗い原生林を周ってきました。晴れたときには鏡のような湖は
とても美しいとか。あと、まわりはヒグマの生息地なので
ガイドの人は熊鈴をならしながら、ヒグマの
ひっかいた跡のついた木とか、自身のヒグマに出くわしてしまったときの
恐怖体験談を話しながら案内してくれました。
あと、知床峠の羅臼よりから入る
四の沼・羅臼湖も秘境っぽくてなかなかだとか。
さて、カムイワッカの湯の滝は名の通り、滝を流れる
水が温泉そのもの。500円のわらじを借りて(裸足でもいいけど
足を切るので注意)、ズボンのすそをまくって、
ズブズブと湯気が湧き上がる沢を登っていく。
カムイワッカ湯の滝
ちなみに、”別”とはアイヌ語で川とか水の流れるところというそうです。
ウトロを過ぎたあたりで軽く昼ご飯としてコンビニに寄り、
あとは知床半島の断崖を流れ落ちる滝乙女の
涙・オシンコシンの滝によりました。乙女の滝は
運が良ければ虹がかかることも。「男の涙」もあるそうですが
こちらは観光船で海から見ることになるそうです。
あと、駅舎を利用した「停車場」というレストランも、むかし
汽車で使ってた座席にすわって、オホーツクラーメンなど
海鮮ものを食べるのがいいです。