北海道のおすすめ 〜 阿寒、屈斜路、摩周編

屈斜路湖

北海道で有名な3つの湖へは、釧路から川をさかのぼりるルート、 根室方面から根釧台地を横切って入るルート、北見・網走方面から 峠を越えて入るルートなどがあります。 僕は鉄道を使って入るならもちろんどちらがいいというおすすめは 無いのですが、車で行くなら、眺めのいい美幌峠や 斜里岳をながめられる北側から入るルートがおもしろいと思います。

初めて車で屈斜路湖へは美幌峠から入りました。朝、サロマを出発し のどかな畑が続く243号を南下していく。徐々に勾配がきつく なり急カーブのつづく登りをちょっと進んだところで 霧が出てきました。慎重にすすめること30分くらいでしょうか、 急にさーっと霧が晴れ峠につきました。風も強かったのですが 眺めは非常に良かったです。

美幌峠の東に藻琴峠がありますがそちらは峠の表示からさらに 林道を300mほど登ったところに展望台がありそちらも 眺めは素晴らしいそうです。

峠で一休みして、しばらくうねうねと下っていくと、 前方で車が何台か止まっていて写真を撮っている 人達が見えてきました。 このあたりは野生の動物も多く、写真は沿道に出てきたきつね です。妙に人に馴れていてえさをもらってました。 (本当はえさをあげてはいけないそうです。)

平坦な道になると左手に湖が見え、屈斜路湖にちょぼっと 突き出た和琴半島の和琴温泉への入り口が見えてきます。 屈斜路湖は露天風呂の宝庫。湖畔にはコタンの湯、 池の湯、砂湯などがあります。 砂湯などは実際に砂浜を手でちょっと掘りさえすれば 温かいお湯が出てきて、おもわずざくざくと掘ってしまい 子供気分になれてちょっと楽しい。 このあたりの露天温泉はタダで自由に入れるのですが 周りにはさえぎるものが無いので(着替えるところは一部あります) 勇気はいります。まあ、この他どこの露天風呂でも 女の人はだいたいが水着着用してはいってます。
僕はその晩泊まったとほやど 「ひとつぶの麦」の夜中の露天風呂ツアーではいりましたが、 湖を眺めながら入る露天は最高に気持ち良かったです。 ガイドには夕日の沈むときが特に美しいとあります。 でも、夜はのぞき写真を撮る者がいるから要注意とか。。。
砂湯でちょっと遊んだ後は、湖畔の道に沿って仁伏、 温泉街の川湯をとおりすぎて、硫黄山 へ出れます。 ここは活火山の噴煙が立ち昇りあたりは硫黄くさい。 ちょっと車を止めて硫黄見物。駐車場へ入ろうと すると。。。ここは有料。(なぜか、摩周湖の駐車券と だきあわせだったような・・・) 7月にはエゾイソツツジがきれい。
この後はちょっと休憩ということで アイスクリーム を食べに行きましょう。 くりーむ童話は季節のアイスクリーム がたべられるおいしいお店。硫黄山をでてきた道をすすみぶつかったら 左折、そしてすぐ右折して200mくらいの見渡しのいい 道の右手緑の屋根。ぼくはここを通るたびによっていきます。

硫黄山の近くのアイスクリーム屋さん

摩周湖

晴れた日の摩周湖。ぼくはこれしか見た事が無い。。。
第1展望台から撮影

晴れ渡った摩周湖をみれるのはめずらしい、とか、晴れた 摩周湖を見ると結婚が10年いきおくれるとか、いろいろ 言われますが、僕が行くと必ず晴れる。3回行って「霧の 摩周湖」みたことが無いというのも運がいいのか悪いのか。。。
前述のアイスをぺろりとやったあと川湯温泉駅のそばを左折して 森の中の道をのぼっていくと、やがて霧が出てきた。 お、こんどこそは霧の摩周湖か! と、期待(!)しつつ山道を のぼるが、同乗者の野郎どもはちょっと不満そう。しかーし、 僕の期待もむなしく第3展望台にあがってみれば真っ青な 摩周湖。たしかに、これほど綺麗な青い湖はそうあるものじゃない。

ぼくは摩周湖を裏側 からも見たことがありますが、こちらは 第1、第3展望台からは山の陰になっていて見えないところが みられるところ。なかなか道もぐるっと周らなければ行けないので そう多くの人は来ない。あと、ぼくもそこまで行っておきながら いかなくて悔しい思いをした秘境の池がこの裏摩周にあります。 神の子池といいまして、 摩周湖の水が湧き出す小さな池です。 最近は発見当時より透明度がおちたとか。訪れる人もおおくなった ようですが、決して汚すようなことをしないようにしてもらいたいです。

阿寒湖

マリモで有名な阿寒湖畔にはボッケがあります。 なんじゃ、そりゃと思う名前ですが、ようは小さな火口という ようないみで湯気を吹き上げ硫黄臭がたちこめます。ちょっと おもしろいもの。
ここ阿寒湖からさらに西へ241号足寄街道をいくこと10数キロ、 左折してしばらく林道をいくとオンネトー が雌阿寒岳のふもとにあります。
オンネトー(雌阿寒岳のふもと)

またもや変な名前ですが非常に美しい湖。コバルトブルーの 神秘的な湖。エゾマツやシャクナゲの原生林に囲まれ、遊歩道もあり 展望台から雌阿寒岳も展望できる。

泊まる、食べる!!

● とほやど「ひとつぶの麦」
摩周駅前から線路またいで東のほうへ車で10分程度。 相部屋で安く泊まれる「とほやど」はユースホステルと並び 北海道旅行では重宝される。ここのひとつぶの麦は僕が泊まった当時 は沢山の夕飯(寿司)がでて、夜はその日泊まりにきた人たちと情報交換したり 温泉に行ったりしました。やっぱり、こういう旅行での出会いは楽しいもの。 最近はとほやどを紹介した冊子「とほ」は大きな書店にもあるとか。


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